ジンギスカンを聴こう!

『グレイテスト・ヒッツ』の収録曲は以下の通りです。



1 インカ帝国
2 ハッチ大作戦
3 さらばマダガスカル
4 カスパル・ハウザー
5 男と女
6 宇宙からのメッセージ
7 めざせモスクワ
8 栄光のローマ
9 コンチキ号の冒険
10 女豹のように
11 キャプテン・ネモ
12 シェラネバダ
13 サムライ
14 ジンギスカン



本作はジンギスカンの2ndアルバムなのですが、全体的に大人の雰囲気です。

みなさんの思う「ジンギスカンらしさ」とは少し違うかもしれません。

どの曲も「ノンストップ」収録バージョンよりも良かったです。

このCDを聴いてジンギスカンに対する偏見が薄らぎました。

ミ ドル・スローテンポの曲でも中々良いではありませんか。


では、あまり参考にならないレビューをどうぞ(順不同)


※「めざせモスクワ」「サムライ」「ジンギスカン」は1stにも収録されている作品なので、

これらの作品のレビューは1stの紹介の時に譲ります。


「コンチキ号の冒険」、大好きです。

平面的な「コーンチキ、コーンチキ」の 繰り返しが何とも言えません。


「女豹のように」の原題は「Tiger, Tiger」です。

ん?「Tiger」は虎ですネエ。

なのに邦題は「女豹のように」。

ま、江戸時代の見世物小屋では豹が虎として見せられていたようですので、

日本人にとって豹と虎の区別はさほど重要なことではないのかもしれません。

ってことはないですよお!

曲調はボッサですね。


で、もっと酷い邦題が「ハッチ大作戦」

原題は「Hadschi Halef Omar」。

あちらの小説の主人公の名前だそうです。

各所で指摘されているように何も「大作戦」は行われませんのであしからず。

ジンギスカンの中でも一二を争うぐらい好きな曲です。

いかにもジンギスカンらしいディスコサウンドです。

一度聴いたら「ハ、ハ、ハ、ハッチ、ハレフ、オマール」の繰り返しが

頭から離れなくなること間違いなし。

唐突な終わり方もGOOD!

ちなみに、「ハ、ハ、ハ、ハッチ、ハレフ、オマール」以下は「Hadschi Halef Omar」の

長いフルネームだそうです。

日本で言えばジュゲムのようなものか。


「インカ帝国」も緩やかなディスコサウンドで好きな曲ですが、

「アー、アー」というコーラスから始まる曲の出だしに違和感を感じます。

実はこの曲にはロングバージョンがあり(日本版CDには収録されず)、

ロングバージョンのイントロのスローテンポ部分をカットして、

アップテンポ部分から無理やりつなげたので、このような違和感が起こったわけです。

ロングバージョンでは曲の途中にもスローテンポの部分が挿入されるのですが、

このCDで聴けるバージョンではスローテンポ部分が丸々カットされて

アップテンポ部分のみ抽出されています。

つまり、「ノンストップ」の編集と同様の手法で、曲のよさが半減してしまってるのです。

ちなみに、「めざせモスクワ」にもロングバージョンがあるのですが、その話はまた。


「栄光のローマ」はジンギスカンの代表曲の一つですが、どうもイマイチピンと来ません。

かなり凝った作りなんだけどなあ。

完成度高い曲なんだけどなあ。

聴き方が悪いのかなあ。


「カスパル・ハウザー」はアチラでは有名な人物だそうです。

今で言えばピアノマンみたいな人かな。

曲調はバラードです。

「秘密は左手の中にあった」みたいな歌詞があるのですが、

私はどうしてもこの話を思い出してしまいます。


「男と女」はジャズっぽいポップスとでも言えばいいかな?


「宇宙からのメッセージ」はバラードで、TVでもちょこちょこ歌ってたみたいです。


「キャプテン・ネモ」はスティーブ?のボーカルが印象的です。


「シェラネバダ」は「シェーラッ!シェラネーバーダッ!」の「ッ」の部分が耳に残ります。


「さらばマダガスカル」は「マママママーダーガスカル!」という繰り返しが軽快な曲ですが、

最後は幽霊船になってしまう歌みたいです。

ジンギスカンの曲って同じ言葉の繰り返しが多いな。

それに哀しい詞も多いなあ。


ジンギスカン=ディスコサウンドだと思っている人には、

ジンギスカンっぽくなくて受け入れにくいアルバムかもしれません。

でもね、3rdでは更にディスコサウンドから遠ざかるんですけど、、、。


やっぱり最初に聴くべきなのは1stでしょうねって、私はこの2ndから聴いてしまったのですが。


前のページに戻る

聴こうトップへ



戻る/BBS(Guest book)


トップ ごあいさつ DKを聴こう
DKを観よう DKのカバーを聴こう DKを語ろう
DKのおかげでハマっちゃった リンク BBS(Guest book)